水稲栽培前半期間の灌漑水に含まれる無機窒素の肥効
書誌事項
- タイトル別名
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- 水稲栽培前半期間の潅漑水に含まれる無機窒素の肥効
- スイトウ サイバイ ゼンハン キカン ノ カンガイスイ ニ フクマレル ムキ チッソ ノ ヒコウ
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抄録
下水二次処理水のような窒素濃度の高い用水を水稲栽培に利用するためには、用水中窒素の主成分である無機態窒素の効果を知ることが必要である。2種類の灰色低地上を詰めたポットに移植した水稲品種ヒノヒカリに、アンモニウム態窒素または硝酸態窒素を14mgL-1添加した用水を栽培前半期間に潅漑する栽培試験を2年間実施した。窒素添加用水からは基肥窒素量とほぼ同量の窒素が供給された。窒素添加水の潅漑は、分けつをそれほど増加させなかったが出穂期以後に葉の老化を抑え有効分けつを増した。その結果、穂数が増加し、総籾数も大きくなり収量が増大した。この効果は、硝酸性窒素と比べてアンモニア性窒素でより顕著であったが、用水中窒素は籾窒素含有率をごくわずかに上昇させたにすぎなかった。差引法により算出した用水中硝酸性窒素の利用率は24~43%で、アンモニア性窒素のそれは46~67%であった。基肥施用にあたっては、潅漑用水の量と水質に基づき、この利用率を考慮して基肥窒素量を減少することが薦められる。
収録刊行物
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- 九州大学大学院農学研究院学芸雑誌
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九州大学大学院農学研究院学芸雑誌 55 (2), 141-148, 2001-02
福岡 : 九州大学大学院農学研究院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763595777920
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- NII論文ID
- 110001284602
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- NII書誌ID
- AA11577672
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- ISSN
- 13470159
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- NDL書誌ID
- 6000139
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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