イタリアンサイプレス‘エレガンスブルー’の育成経過と特性

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  • イタリアンサイプレス エレガンスブルー ノ イクセイ ケイカ ト トクセイ

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説明

千葉県の植木生産振興を図るため、イタリアンサイプレスの新品種を育成した。 1.1995年10月にイタリアンサイプレス‘グラウカ’から種子を採種し播種した。その後、選抜を繰り返し、最終的に選抜したものを‘エレガンスブルー’と命名し、1999年2月に種苗登録を申請した。 2.‘エレガンスブルー’の樹形は狭円錐形で、枝は鋭角に派生し枝数が多い。 3.葉は鱗状葉に近い針状葉で、葉色は灰緑色と園芸的に観賞性が高い。 4.リゾクトニア菌で引き起こされる葉枯れ症状の発生が少ないため、露地栽培も可能である。 5.‘グラウカ’等対照品種より1次分枝数、2次分枝数ともに挿し木の発根率が高く、季節的な変動も少ない。 6.対照品種と比べ、発根苗の生育は旺盛である。 7.1次分枝由来苗は、2次分枝由来苗に比べ生育が旺盛である。一方、2次分枝由来苗は採穂数が多く、一度に多数の苗が得られる。

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