ボリビア・コチャバンバ地方のブロイラー農場におけるニューカッスル病発生事例と抗体保有状況調査

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タイトル別名
  • 業績ノート ボリビア・コチャバンバ地方のブロイラー農家におけるニューカッスル病発生事例と抗体保有状況調査
  • ギョウセキ ノート ボリビア コチャバンバ チホウ ノ ブロイラー ノウカ ニ オケル ニューカッスルビョウ ハッセイ ジレイ ト コウタイ ホユウ ジョウキョウ チョウサ

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抄録

ボリビアのコチャバンバ地方において、10,200羽の42日齢ブロイラー鶏群でニューカッスル病(ND)が発生した。本症例は,ボリビアにおいて強毒ウイルスが分離されたことでNDと診断された初めての症例である。本鶏群は発症前にND生ワクチンを2回投与されていたにもかかわらず、NDに典型的な症状と病変を示し、死亡率は58.2%に達した。病鶏から強毒NDウイルスが分離され、また赤血球凝集抑制(HI)抗体価は発病後1,097倍(GM値)まで達した。この地方周辺の22ブロイラー農場の45日齢以上の鶏から220例の血清を集め、HI抗体価を調査した。これらの鶏群は全て生あるいは不活化NDワクチンを接種されていたにもかかわらず、6鶏群のHI抗体価は7.46倍(GM)以下であり、強毒NDウイルスが侵入すれば発病する危険に曝されていることが明らかとなった。

収録刊行物

  • 鶏病研究会報

    鶏病研究会報 38 (1), 33-36, 2002-05

    つくば : 鶏病研究会

参考文献 (3)*注記

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