庄内地域における登熟期の高温条件が米粒品質に及ぼす影響

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  • ショウナイチイキ ニ オケル トウジュクキ ノ コウオン ジョウケン ガ コメツブ ヒンシツ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

山形県庄内地域において1994年および1999年は登熟期の高温により白粒が多発し、産米の品質低下が大きな問題となった。乳心白粒発生要因を解析した結果、特に最低気温(高夜温)が影響しており、出穂後20日間の平均最低気温が約24℃以上に達すると乳心白粒発生に関与することが示唆された。一方、背腹白粒の発生は出穂後21~35日の気温と関係が強く、同期間の平均気温が24~25℃以上で増加することを認めた。また乳心白粒は登熟初中期の気温と日射量から、背腹白粒は登熟中後期の気温から発生程度を推定することが可能であった。また、高温年次における「はえぬき」の収穫適期は積算温度で平年より50℃早めるようにし、900~1150℃が適当と判断した。

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