ヒト閉経期性腺刺激ホルモンを用いた農家繋養黒毛和種供胚牛の過剰排卵誘起

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  • Superovulation with Human Menopausal Gonadotrophin in Japanese Black Cows

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抄録

福島県内の農家繁養黒毛和種供胚牛5頭に、hMGを用いて過剰排卵誘起を行うとともに胚回収後、直ちにヨード剤50mlの子宮内注入とPGF2α25mgの筋肉内投与を行い、胚回収成績を比較検討した。初回は、hMG総量 750国際単位(IU)を、2回目はhMG総量600IUを用いて過剰排卵誘起を行った。2回目の胚回収成績は、初回と比較して回収胚および卵総数、移植可能胚数は少なかったものの、移植可能胚率および優良胚の占める割合は、高かった。黒毛和種にhMGを応用する場合、総量600IU、1日2回3日間投与が適当であるとともに、ヨード剤の子宮内注入とPGF2αの筋肉投与を組み合わせることで発情回帰が早まり、胚回収間隔の短縮の可能性が示唆された。

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