スイカの株単位で果実管理が可能な振り分け栽培

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  • スイカ ノ カブ タンイ デ カジツ カンリ ガ カノウ ナ フリワケ サイバイ

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説明

スイカの中型トンネル作型において、株単位の適正な着果管理を省力的におこなう栽培方法を検討し、つるを株ごとに斜めに振り分けて誘引する「振り分け栽培法」を開発した。1.振り分け栽培における株当たり着果数は、果重の変動が小さく変形果や空洞果の発生が少ない3果が適正である。2.株当たり3果に摘果する時期は早いほど果実は大きくなるが、概ね開花から20日頃までにおこなう必要性が示唆された。3.振り分け栽培における適正な株間は、果重の変動が少なく、上物収量が多くなる80cmが最適であり、10a当たりの収穫果数は慣行栽培と同等の900果程度が得られる。4.振り分け栽培の作業時間は、慣行栽培と比較してトンネル内の誘引作業が増えるが、摘果作業が容易になるため合計の作業時間は3時間30分程度少なくなる。

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