赤肉ネットメロン新品種「空知交11号」の育成

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  • アカニク ネットメロン シン ヒンシュ ソラチ コウ 11ゴウ ノ イクセイ

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赤肉ネットメロン「空知交11号」は、花、野菜技術センターにおいて育成された単交配一代雑種品種である。種子親系統は花・多彩技術センター育成の「HM-G52」、花粉親系統は花・野菜技術センターと株式会社大学農園が共同で育成した「DHM-R1」である。2002年に北海道優良品種に認定された。主力品種である「ルピアレッド」と比べ、夏場の高温期に収穫する作型において糖度が高く、果形の揃いも良好であることから良果率が高い。また、果実肥大が良好で一果重が大きいことから、多収である。また、食味は赤肉臭が弱くさわやかであるが、果肉色はやや淡い。日持ち性に優れ、収穫後4日頃から適食期となり、適食の状態が1週間程度持続する。反面、収穫直後の果肉は硬いため、出荷、流通にあたって適食期を表示する等の配慮が必要である。うどん粉病抵抗性は、抵抗性とされる「ルピアレッド」に比べてもさらに強い。つる割病(レース0、レース2)に抵抗性を有する。

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