シイタケ菌床栽培における培養温度が子実体の発生に及ぼす影響

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  • シイタケキンショウ サイバイ ニ オケル バイヨウ オンド ガ シジツタイ ノ

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培養中のある一定期間を高温で培養を行い、高温培養時の培養容器内の二酸化炭素濃度と、子実体の発生量を調査し、高温培養が子実体の発生に及ぼす影響について検討を行った。培養温度を、菌糸が培地に蔓延する培養開始30日前後、もしくは60日前後に5日から10日間、21℃から30℃に変更すると21℃の一定温度で培養した培地よりも、発生量と変温終了後の袋内の二酸化炭素濃度が増加した。しかし、同時期に培養温度を35℃に3日間変更すると発生量は減少した。発生操作開始の5日-10日前から培養温度を30℃に変更しても、発生量と変温終了後の袋内の二酸化炭素濃度は減少した。発生操作の3日前から培養温度を35℃に変更すると、変温終了後の袋内の二酸化炭素濃度は減少し、培地が害菌に汚染されて子実体は発生しなかった。また、接種60日前後の菌床培地は、接種30日前後のそれに比べて高温に強いと推察された。

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