アイガモにおける家禽感染症モニタリング調査結果と分離されたニューカッスル病ウイルスの性状

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  • アイガモ ニ オケル カキン カンセンショウ モニタリング チョウサ ケッカ ト ブンリ サレタ ニューカッスルビョウ ウイルス ノ セイジョウ

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2000-2002年にかけて兵庫県北部の3カ所4農場のアイガモ農法実施農家で家禽感染症のモニタリング調査を行った。ニューカッスル病(ND)の赤血球凝集抑制反応(HI)抗体が4農場中3農場で2-64倍に上昇していたことから、アイガモにニューカッスル病ウイルス(NDV)が感染していることが判明した。ND-HI抗体の陽性であった3農場のうちの1農場で飼育されていた21日齢の育成アイガモの糞便1検体がNDVのPCR陽性を示し、Ulser-2C/67株に近縁の低病原性NDV(兵庫アイガモ2002株)が分離された。兵庫アイガモ2002株が分離された農場ではアイガモと愛玩鶏(名古屋種、烏骨鶏)を同居させており、他の農場に比べHI抗体価の幾何平均値の顕著な上昇が認められた。ND以外のウイルス感染症の動きは、2001年度には産卵低下症候群-1976のHI抗体の陽転が1農場で、2002年度にはトリニューモウイルスの中和抗体の陽転が2農場で認められた。

Journal

  • 鶏病研究会報

    鶏病研究会報 39 (3), 133-139, 2003-11

    つくば : 鶏病研究会

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