ペプチドマッピング法によるグース型リゾチーム構造解析のためのシナガチョウリゾチームの構造解析と標準マップ作成

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  • ペプチドマッピングホウ ニ ヨル グースガタ リゾチーム コウゾウ カイセキ ノ タメ ノ シナガチョウリゾチーム ノ コウゾウ カイセキ ト ヒョウジュン マップ サクセイ

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近年のプロテオミクス研究においては、迅速な構造解析法が求められている我々はニワトリ型リゾチームにおいて確立したペプチドマッピング法を天然変異体および人工変異体の構造解析に適応してきた。そこで、より高分子タンパク質にペプチドマッピング法を応用するため、グース型リゾチームの構造解析のためのペプチドマッピング法の確立を試みた。すなわち、グース型リゾチームのペプチドマッピングによる迅速な構造解析法のリファレンスに用いる標準マップの作成を目的とし、エムデングースと同属であるシナガチョウの卵白からリゾチームを精製し、その構造解析とペプチドマップ作成を行った。その結果、シナガチョウリゾチームはエムデングースリゾチームの27番目のSerがAsnに置換していることが明らかとなった。このリゾチームのペプチドマップはYMC ODS 120A S 5カラムを装着した逆相高速液体クロマトグラフィーで、150分間のグラジエントプログラムにより作成し、既知のグース型リゾチームであるダチョウリゾチームのマップと比較した結果、ペプチドマッピング法の標準マップとして利用可能であることが示された。

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