アグロバクテリウム法によりニワトリ由来リゾチーム遺伝子とアカザ由来キチナーゼ遺伝子を導入したバレイショの病害抵抗性の評価

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  • An Evaluation of Disease Resistance of Agrobacterium-mediated Transgenic Potato (Solanum tuberosum L.) Containing the Chicken Lysozyme Gene or the Wild Spinach Chitinase Gene
  • Evaluation of Disease Resistance of Agrobacterium mediated Transgenic Potato Solanum tuberosum L Containing the Chicken Lysozyme Gene or the Wild Spinach Chitinase Gene

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抄録

ニワトリ由来リゾチーム遺伝子とアカザ由来キチナーゼ遺伝子をアグロバクテリウム法を用いてバレイショに導入した。アグロバクテリウムを接種した塊茎ディスクを0.1mg/lのIAA、GA(3)及び0.5mg/lのzeainを含む改変ホワイト培地で2日間共存培養後、200mg/lカーベニシリンと100mg/lカナマイシンを含む同培地に移植した。得られた個体の頂芽節を100mg/lカナマイシンを含む1/2MS培地に移植し、発根した個体のマイクロチューバーを養成すると同時に、導入した遺伝子の存在と発現を確認した。遺伝子導入を確認できた個体から隔離室温内で塊茎を養成し病害抵抗性試験に供試した。アカザ由来キチナーゼ遺伝子を導入した系統からは乾腐病(Fusarium avenaceum)に抵抗性の「EC100」を、ニワトリ由来リゾチーム遺伝子を導入した系統からは黒あし病(Erwinia chrysanhemi)抵抗性の「R93」を選抜した。これらの系統は原品種と同様の生育を示した。

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