散水を伴う蒸気土壌消毒がトルコギキョウの土壌伝染病菌に与える影響

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  • サンスイ オ トモナウ ジョウキ ドジョウ ショウドク ガ トルコギキョウ ノ ドジョウ デンセンビョウキン ニ アタエル エイキョウ

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抄録

2005年に全廃される臭化メチル代替技術の1つとして、従来からある蒸気消毒に常温水の散水を同時に行うことで、省力かつ効率的に土壌深部の温度を上昇させる散水蒸気消毒法の土壌伝染性菌への防除効果について検討した。施設内地床の土壌消毒で、蒸気消毒後に1m2当たり50L(毎分約0.5L)の散水を行うことで、地下深く(30cm)まで効率的に地温を上げることができ、トルコギキョウ茎腐病菌(Fusarium avenaceum)、白絹病菌(Scleroium rolfsii)及び菌核病菌(Scleroinia scleroiorum)に対しては臭化メチルと同等の防除効果を示した。ただし、地下40cmを越える地中深くに生存する青枯病菌のような病原菌に対しては防除効果を示さなかった。

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