入鹿池の水質汚濁
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説明
愛知県犬山市東部に位置する入鹿池について,水質汚濁の現状を調査した結果,BOD,アンモニア性窒素および全りんの流入負荷量は成沢川が最も多く,ついで,明治村からの流出水であった。入鹿池の流出口に近いNo.1地点で,その底部が無溶存酸素状態であり,アンモニア性窒素,導電率の値が大きいことから有機物のたい積量も多く嫌気性分解がおこなわれていることが推察される。この水質を湖沼の環境基準からみるとB類型に位置され,農業用水として,また,観光資源としても美観を呈する限界まで来ているので,その保全と対策を強化する必要が痛感された。
収録刊行物
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- 愛知県公害調査センター所報
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愛知県公害調査センター所報 (2), 111-118, 1975-03
[愛知県公害調査センター]
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763614087680
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- NII論文ID
- 50010994813
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- NII書誌ID
- AN00007222
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles