施設キュウリの新整枝法「つる下ろし栽培」の特徴と生産安定技術

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  • シセツ キュウリ ノ シン セイシホウ ツルオロシ サイバイ ノ トクチョウ ト セイサン アンテイ ギジュツ

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施設キュウリにおいて、草勢維持と作業快適性を同時に図れる整枝法についての検討を行った結果、主枝から発生する側枝を数本摘心せずに、垂直に誘引する整枝法(主枝摘心側枝つる下ろし栽培)が有望であると考えられた。側枝つる下ろし栽培は、上物率が高い、収量が比較的高位安定、草勢の維持が比較的容易、収穫・整枝作業の単純化等のメリットが確認できた。側枝の誘引作業時間の増加等のデメリットがある。側枝つる下ろし栽培の管理法を検討した結果、1株当たりの誘引つる本数は4本、10a当たり誘引つる本数は4500本とし、下段4本の子づるを誘引づるとするが、節間長が長くなりすぎる場合は利用節位を変更または孫づるに更新する。管理に当たっては、1株当たり50枚以上の葉数の確保が必要で、また摘果は行った方がよい。

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