膣内留置型プロジェステロン製剤を用いた豚の発情同期化

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抄録

緬山羊用膣内留置型プロジェステロン製剤(CIDR-G)で豚の発情同期化の可能性を検討し、以下の結果を得た。1 繁殖母豚の性周期に関係なくCIDR-Gを1個膣内に7日間留置し、除去時にプロスタグランジンF2α類縁物質(PG-A)0.2625mgを投与すると、2~4日後に発情が高率に誘起される傾向があった。2 離乳時に母豚へCIDR-Gを7日間留置することで発情のコントロール(延長)が可能であった。3 CIDR-GとPG-Aによって発情を誘起された繁殖母豚を交配し、胚と産子が得られた。以上のことから、CIDR-Gは繁殖母豚の発情誘起法として応用可能であることが示唆された。

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