ファジービーン(Macroptilium lathyroides (L.) Urb.)混合が飼料イネサイレージの発酵品質ならびに嗜好性に及ぼす影響

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  • ファジービーン Macroptilium lathyroides L Urb コンゴウ ガ シリョウ イネサイレージ ノ ハッコウ ヒンシツ ナラビニ シコウセイ ニ オヨボス エイキョウ

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説明

水田を有効利用した飼料作物生産技術の開発を目的とし、良質飼料イネサイレージの調製法を確立するため、耐湿性に優れ、サイレージ発酵品質の良好な暖地型マメ科牧草ファジービーン(Macropilium lahyroides (L.)Urb.;以下Pbと略)の混合が飼料イネサイレージの発酵品質ならびに嗜好性に及ぼす影響について検討を行った。出穂前イネ(eepおよび西海203号)サイレージでは乳酸の生成が認められず、酢酸および酪酸生成量の多い劣質な発酵品質となったが、Pbサイレージでは乳酸含量が多く、良質な発酵品質を示した。そのため、出穂前イネにPbを混合したサイレージの発酵品質は良好なものとなった。完熟期に収穫調製したホールクロップイネ(西海203号)サイレージでは酢酸および酪酸生成がほとんど認められず、良好な発酵品質であった。また、西海にPbを混合することでサイレージの乳酸含量が高まり、発酵品質も良好であった。また、トカラヤギによる15分間のサイレージ採食量はPb>西海+Pb>西海となった。以上のことから、飼料イネヘファジービーンを混合することによりサイレージ発酵品質および嗜好性の改善効果が認められた。

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