Leucocytozoon caulleryi感染鶏に対するSulfamonomethoxine-freeの予防効果と有効血中濃度の関係について

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  • Leucocytozoon caulleryi カンセン ケイ ニ タイスル Sulfamonomethoxine free ノ ヨボウ コウカ ト ユウコウ ケッチュウ ノウド ノ カンケイ ニ ツイテ

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抄録

Sulfamonomehoxine-free(SMMX-F)はLeucocyozoon caulleryi(Lc)の感染予防に使用されているが、その有効血中濃度については明らかにされていない。今回、Lc感染鶏ならびに非感染鶏にSMMX-Fを異なる濃度で添加した飼料を与えた場合の血中濃度を比較し、さらにLc感染鶏では、SMMX-Fの予防効果を示す有効血中濃度を求めた。また、Lc感染鶏では、各発育ステージのLcに対する有効血中濃度値から曲線下面積(area under he curve、AUC)の値を算出した。その結果、パラサイテミア、抗体、抗原の成績からSMMX-Fは25ppm以上の割合で飼料添加をすればLcを予防する効果が有ると判断された。25ppmの割合でSMMX-Fを添加した飼料の給与3、13および21日目のLcに対する有効血中濃度は0.9-1.3μg/mlであった。また、この場合のAUCの算出値は23.1ng/ml・minであった。

収録刊行物

  • 動物の原虫病

    動物の原虫病 20 (1), 19-23, 2005-12

    相模原 : 日本動物原虫病学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (11)*注記

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