金時豆エタノール抽出物のアポトーシス誘導作用の検討

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抄録

金時豆戻し汁を合成吸着剤ダイヤイオンHP-20に吸着させ、20、40%エタノールで溶出した。40%エタノール溶出画分を培地中に1mg/mLとなるように添加し、ヒト印環胃がん細胞(KAOIII)を培養したところ、10時間後には生細胞率が約30%となり、細胞形態の変化が見られた。さらに、細胞からDNAを抽出してアガロースゲル電気泳動を行うと、断片化したDNAが検出された。これらのことから金時豆戻し汁にはKAOIII細胞に対してアポトーシスを誘導する成分が存在することが明らかになった。

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