ツメクサガの発育と産卵

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  • ツメクサガ ノ ハツイク ト サンラン

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豆類の害虫ツメクサガについて卵、幼虫、蛹の温度別発育日数と成虫の日別産卵数を調査した。幼虫については大豆の葉で飼育し、脱皮時に頭殻の大きさを調査した。15-30℃の範囲で温度が高くなると発育日数は短くなり、発育零点と有効積算温はそれぞれ、卵で7.7℃と64.7日度、幼虫で10.4℃と271.9日度、蛹で10.2℃と168.7日度であった。各齢頭幅の頻度分布は重り合わず、頭幅により野外などの幼虫の齢期推定が可能であった。雌成虫の平均生存期間は8日間、産卵前期間は2日間、産卵数687.4個であった。卵-羽化の全生育期間の発育零点は10.1℃、有効積算温度505.5日度であり、有効積算温度を年間有効温量1128日度と比較すると2回の発生が可能であり、実際の発生回数と一致した。

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