ナンブコムギの特性に応じた製パン加工技術の開発
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抄録
ナンブコムギの需要拡大のためには、パンヘの利用も望まれるところである。しかし、ナンブコムギの製パン適性は、グルテンの量や質などで強力粉に及ばないことから、パン加工には一工夫が必要である。そこで、ナンブコムギの特性に応じた製パン法について検討したところ、ミキシングは、低速5分、油脂添加後さらに低速2分程度が良好であった。また、リーンなパンには数%の砂糖や卵を配合することによって、官能評価を良くすることができた。さらに、モルトエキスの使用も食感、風味等を向上させることがわかった。これらの加工法により、ナンブコムギの個性あるパンの開発に取り組んだ。その結果、ナンブコムギの素朴な風味を活かしたパンとしてマフィン、べーグル、クルミパン、メロンパンの4種類を県内加工業者へ提案することができた。
収録刊行物
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- 岩手県工業技術センター研究報告 = Research bulletin of the Iwate Industrial Research Institute
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岩手県工業技術センター研究報告 = Research bulletin of the Iwate Industrial Research Institute (11), 27-32, 2004-07
岩手県工業技術センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763625452672
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- NII論文ID
- 220000104844
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- NII書誌ID
- AN10513381
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- ISSN
- 13410776
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles