養菌性キクイムシ、カシノナガキクイムシ(鞘翅目: ナガキクイムシ科)の集合フェロモン、(1S,4R)-p-メント-2-エン-1-オール

抄録

カシノナガキクイムシの集合フェロモンを、未交尾雄が穿入口付近に付着させた初期フラスの揮発性成分から、ガスクロマトグラフ触角電図法により分析した。ガスクロマトグラフ質量分析計による分析等の結果、ガスクロマトグラフ触角電図法により活性のあった成分の化学構造は(1S,4R)-p- メント-2- エン-1- オール(ケルキボロール)と決定された。ケルキボロールとその光学異性体を用いた野外試験の結果、この成分が集合フェロモンであることが証明された。

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