繁殖雌豚群の繁殖効率に関係する群レベルマネジメント因子

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  • Reproductive efficiency and herd-management factors in swine breeding herds

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抄録

繁殖群の繁殖効率の測定指標として、繁殖雌豚の年間種付け雌豚当り離乳子豚数(PWMFY)を使用した。PWMFYは年間種付け雌豚当り分娩腹数×母豚あたり離乳子豚数で算出きれる。この研究の目的は、繁殖効率の測定値としてのPWMFYに関係する重要な群レベルのマネジメント関連因子を明らかにすることである。データ共有プログラムに参加した全国107農場のデータから抽出してデータベースが作られた。関係を明らかにするために回帰分析をおこなった。変数減少法回帰分析とセンターリングで、離乳後7日以内の母豚種付け割合、再種付け豚割合、授乳期間、授乳期子豚死亡率、繁殖雌豚淘汰産歴、淘汰割合と農場サイズはPWMFYに関連していた。全雌豚中若雌豚群の大きさ・複数交配割合、若雌豚更新割合、複数交配割合の高さは、PWMFYとの関係は認められなかった。繁殖効率を向上させるために、生産者は離乳後7日以内の母豚種付け割合、繁殖雌豚淘汰産歴、再種付け豚割合と授乳期子豚死亡率を改善するようにマネジメントシステムを変えることが推奨される。

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