民間種雄豚精液の保存方法の検討(2)
Abstract
民間で繋養している優秀な種雄豚の精液凍結保存技術を確立するため、採取精液の民間種豚農場から凍結精液製造施設までの、精子活力維持を目的とした輸送方法について検討を行った。本報では昨年度の検討結果(前報)から最適と思われる輸送の方法及び条件により、実際に県内種豚農家の採取精液を用いて輸送した後、凍結精液を製造して受胎試験を行い、輸送方法及び条件の実証を試みた。1.農家から輸送した精液で製造した凍結精液の融解後活力は、輸送距離及び輸送時間にかかわらず、融解後30分で平均47.0%+++以上であり、活力の良好な凍結精液を作成することができた。2.試験により製造した凍結精液で受胎試験を実施したところ、輸送距離及び輸送時間にかかわらず、60%の受胎率を得ることができた。
Journal
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- 群馬県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Gunma Animal Husbandry Experiment Station
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群馬県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Gunma Animal Husbandry Experiment Station (4), 49-52, 1997-12
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Details
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- CRID
- 1050845763633785472
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- ISSN
- 13409514
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- journal article
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- Data Source
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- IRDB