BLUP法アニマルモデルを用いた種豚の選抜改良 : 基礎豚の概要と改良の方向性

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  • BLUPホウ アニマル モデル オ モチイタ タネブタ ノ センバツ カイリョウ キソ ブタ ノ ガイヨウ ト カイリョウ ノ ホウコウセイ

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説明

BLUP法アニマルモデルを用いた開放型の種豚改良を開始するに当たり、基礎豚の能力把握と改良の方向性を検討するとともに、BLUPモデル策定のため検定成績に与える季節の影響、115kg検定の有効性を検討した。1.各品種の概要(1)ランドレース種は発育能力及びロース筋肉内粗脂肪含量(以下IMF)の高い豚が多かったが、繁殖能力はやや不良で、繁殖能力の優れた種豚を活用した改良が有効と思われた。(2)大ヨークシャー種は発育能力に優れ、日増体重(以下DG)1kg/日を超えるものも多かったが、生時体重が小さく初期発育も遅く、この改良が必要性であった。IMFの調査は遅れ優良系統の発掘が必要であった。(3)デュロック種は産肉能力が高く目標にほぼ到達していた。今後はIMFを重点に肉質向上と斉一化を図る必要が認められた。2.検定成績に季節の影響が認められ、DGでは4月生まれが優れ10月が低く、ロース断面積は10月生まれが太く4月が細くなる傾向が認められた。3.115kg検定のDGやロース断面積は105kg検定と比べ大きな差は認められなかったが、背脂肪は体重差を考慮しても厚くなる傾向が認められた。

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