休耕田を利用した地下水涵養調査

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  • キュウコウデン オ リヨウシタ チカスイ カンヨウ チョウサ

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抄録

2005年度から2006年度に豊丘村の地下水保全対策を支援するため、モニタリングや休耕田を利用した地下水涵養の希釈効果等の検討などの調査を行った。モニタリングの結果、浅層地下水では水位と降水量に相関が見られた。また、水位と硝酸性窒素濃度に負の相関が見られた。深層地下水の水位と降水量、水位と硝酸性窒素濃度は相関がはっきりしなかった。そこで、休耕田を使って浸透水の速度や水質を調査したところ、田面水縦浸透速度は、平均で20.8mm/日であった。また、浸透水の窒素成分は豊丘村の地下水と比べると濃度が低く、浸透水によって地下水を希釈し、地下水中の硝酸性窒素濃度を低下させることが可能と考えられた。

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