酪農地帯,風蓮湖流域河川の水質特性

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  • ラクノウ チタイ フウレンコ リュウイキ カセン ノ スイシツ トクセイ

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抄録

我々は、1998年から1999年に風蓮湖流域対策基礎調査を、2004年から2005年には風蓮湖流域追補調査を実施した。広大な酪農地帯である風蓮湖全流域には、6万4千頭近くの乳牛が飼育されており、河川水質には、その影響が反映されていた。特に、河川の硝酸態窒素、カルシウムイオン及び重炭酸イオン濃度は、その流域の飼育牛密度と明瞭な正の相関が認められた。また、降雨イベント時には、懸濁物質、溶存有機炭素、溶存有機態及びアンモニア態窒素、リン酸態リン、カリウムイオンの河川中濃度が増加し、それらは、全て、牛の糞尿に含まれる成分と同様であった。

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