コカブ横縞症に対する複数の発生要因の相互関係

書誌事項

タイトル別名
  • コカブ ヨコジマショウ ニ タイスル フクスウ ノ ハッセイ ヨウイン ノ ソウゴ カンケイ

この論文をさがす

説明

コカブ横縞症の発生に及ぼす温度、土壌水分及び土壌pHの影響を調査し、複数の発生要因の相互関係を明らかにした。1.土壌の乾燥は、コカブ横縞症の発生程度を高めたことから、発生要因の一つと考えられた。2.土壌の乾燥条件下の栽培において、コカブ横縞症は地温が高かった作型のみに多発した。3.高pH土壌条件下の栽培において、コカブ横縞症は気温の高かった作型のみに多発した。4.コカブ横縞症の発生は、遮熱資材を用いて地温を低下させることで大幅に軽減された。5.以上のことから、コカブ横縞症の発生に対する主要因は、生育期間中の高地温であり、土壌の乾燥と高pHは高温条件下における助長要因であると推察された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ