北海道東部太平洋で夏期にさんま流し網漁業により漁獲されるサンマの来遊起源について

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  • ホッカイドウ トウブ タイヘイヨウ デ カキ ニ サン マナガシアミ ギョギョウ ニ ヨリ ギョカク サレル サンマ ノ ライユウ キゲン ニ ツイテ

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北海道東部太平洋では、さんま棒受網漁業の水揚げが本格化する時期に先駆けて、7月上旬〜8月上旬にさんま流し網漁業が行われている。さんま棒受網漁業で漁獲されるサンマについては、夏期に親潮とともに北洋海域から南下してくることが知られているが、さんま流し網漁業で漁獲されるサンマの来遊起源については明らかにされていない。そこで、さんま流し網漁業とさんま棒受網漁業の漁獲物、および三陸沖から道東沖で行われた調査船調査による漁獲物について、サンマウオジラミの寄生率、卵巣の成熟度、脂質含量などを調べた結果、さんま流し網漁業の漁獲対象は春から夏にかけて本州北部沿岸を北上してくる沿岸北上群が来遊起源と考えられた。

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