飼料用イネの牛給与試験

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  • シリョウヨウ イネ ノ ウシ キュウヨ シケン

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群馬県内で栽培された飼料用イネ「モミロマン(旧系統名:関東飼226号)」の牛用飼料としての利用性を検討するため、玄米、粉砕玄米およびワラ(飼料ワラ)の嗜好性および消化特性を調査し、以下の結果を得た。1.キャフェテリア法による嗜好性評価を行ったところ、給与開始後30分間では他の濃厚飼料に比べ摂取割合は低く、2時間経過後も玄米64%、粉砕玄米32%と、粉砕玄米の嗜好性が劣った。2.稲ワラと飼料ワラは、給与開始後30分間で、稲ワラ23%、飼料ワラは8%摂取し、2時間経過後も各々86%、55%と飼料ワラは嗜好性が劣った。3.配合飼料の30%を粉砕玄米で代替し、さらに稲ワラを飼料ワラに代替しても消化率に差は見られなかった。以上のことから、飼料用イネ「モミロマン」の玄米、粉砕玄米および飼料ワラは他の飼料と比べ嗜好性は劣るが、飼料として利用できると考えられる。

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