森林の多面的機能に関わる土壌・生物要因の林相間比較(4) : 昆虫、地表性オサムシ科

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  • シンリン ノ タメンテキ キノウ ニ カカワル ドジョウ セイブツ ヨウイン ノ リンソウ カン ヒカク 4 コンチュウ チヒョウセイ オサムシカ

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抄録

地表性オサムシ科の捕獲トラップとして生け捕りトラップとプロピレングリコールを入れた溺死トラップとで捕獲種構成と捕獲数とを比較した。設置から2週間後では捕獲種数はともに7種と違いはなく、捕獲された種も同じであった。捕獲個体数はオサムシ亜科では生け捕りトラップの方が多かった。生け捕りトラップにおける捕獲個体の死亡率は設置から2週間後では極めて低かったが、3週間後には大幅に増加した。ウダイカンバ二次林、ウダイカンバ人工林、カラマツ人工林、トドマツ人工林、トウヒ類人工林で地表性オサムシ科の種数、個体数を比較した。全体で9種捕獲され、ウダイカンバ二次林が最多の7種、トウヒ類人工林が最少の3種であった。総捕獲個体数はトウヒ類人工林で少なかったが、種により林分と捕獲数との関係は異なる傾向が示された。

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