愛媛県産スギ・ヒノキ・マツ円柱加工材の重量減少率から見た耐久性評価

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  • エヒメ ケンサン スギ ヒノキ マツ エンチュウ カコウザイ ノ ジュウリョウ ゲンショウリツ カラ ミタ タイキュウセイ ヒョウカ

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抄録

野外耐久性試験を行ったスギ・ヒノキ・マツ円柱加工材を、設置後7年3か月経過の後に回収し、最も客観的な指標の一つである重量減少率を求めることで耐久性を評価した。その結果、木材への防腐処理は十分に効果が大きいことが実証され、無処理材においては、重量減少率に明らかにヒノキ<スギ<マツの並びが確認されたことで、マツが多用されていた土木用木材の分野にも、スギやヒノキが十分に使用可能であることが示唆された。また、無処理材では接地部分の材で、防腐処理材では地上部分の材で被害度がより大きいことが判明し、さらに、被害度と重量減少率を照合して、劣化に対する指標を簡単に考察したところ、重量減少率が15〜20%程度で使用不可のレベルに達するとの推測が得られた。

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