緑肉ネットメロン新品種「FG14」の育成

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  • リョクニク ネットメロン シン ヒンシュ FG14 ノ イクセイ

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抄録

緑肉ネットメロンは「FG14」、北海道立花・野菜技術センターにおいて育成された単交配一代雑種品種である。種子親系統は花・野菜技術センター育成の「HM-G52」で、花粉親系統は株式会社大学農園より導入した「DKg」である。2006年に北海道優良品種に認定された。本品種は緑肉の主要品種である「G-08」と比べ、成熟期はやや早く、収穫は5日程度早い。ネット形質は、密度、太さが同等であるが、盛上りが良いためやや優る。食味は糖度がやや低いが、ウリ科特有の青臭みが少なく同等である。メロンの主要な病害であるうどんこ病に対し、「G-08」より強い抵抗性を有することから農薬散布回数を削減した栽培が可能である。また、つる割病(レース0、レース2)に対しても抵抗性を有する。これらのことから「FG14」はメロンの減農薬栽培にも寄与しうる。

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