栽培特性の優れる暖地向き水稲香り糯新品種‘さやかもち’

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  • サイバイ トクセイ ノ スグレル ダンチ ムキ スイトウ カオリモチゴメシンヒンシュ サヤカ モチ

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宮崎県総合農業試験場作物部で育成した水稲新品種‘さやかもち’の主な特性は、下記のとおりである。1.出穂期、成熟期は‘クスタマモチ’より2日早く、暖地では“晩生の早”に属する。2.稈長は‘クスタマモチ’より10cm程度長い。穂長、穂数は同程度で、草型は“偏穂数型”である。3.耐倒伏性は“やや強”で‘クスタマモチ’よりやや弱いが、在来種より明らかに強い。脱粒性は“中”である。4.葉いもち圃場抵抗性、穂いもち圃場抵抗性ともに‘クスタマモチ’並の“中”である。白葉枯病抵抗性は‘クスタマモチ’並の“やや強”である。5.玄米の香りは‘ちほのかおり’、‘サリークイーン’より強く、‘ひえり’に近く、香りの強い搗き餅ができる。6.粳米に5〜10%程度混米することにより、香り、粘りが増し、食味が向上する。特に、古米に混米すると食味の改善効果が大きい。

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