チャドクガに対する浸透移行性殺虫剤の株下散布および土壌施用の効果

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  • チャドクガ ニ タイスル シントウ イコウセイ サッチュウザイ ノ カブ カ サンプ オヨビ ドジョウシヨウ ノ コウカ

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抄録

ツバキやサザンカ上のチャドクガEuproctis pseudoconspersaを防除する場合に懸念される薬液の飛散を防止するために浸透移行性殺虫剤の株下散布および土壌施用を試みた。その結果、4月に殺虫剤を処理したサザンカ上では、チアメトキサム水溶剤区で45日目以降、本種幼虫の発生をゼロに抑えることができた。一方ツバキ上ではチアメトキサム粒剤区、クロチアニジン粒剤区、チアメトキサム水溶剤区で45日目以降、幼虫の発生がゼロであった。処理7ヶ月後に樹高2mと3mから採取した葉における各種殺虫剤の残効性は、サザンカではチアメトキサム水溶剤区で葉位にかかわらず供試した1齢幼虫の死亡率が100%であった。一方、ツバキ葉では、チアメトキサム水溶剤は葉位2mで100%、葉位3mでも50%以上の死亡率を示した。

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