PCRとサザンハイブリダイゼーションによる目的遺伝子周辺領域の多型探索技術(PSP法)の開発

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  • PCR ト サザンハイブリダイゼーション ニ ヨル モクテキ イデンシ シュウヘン リョウイキ ノ タケイ タンサク ギジュツ PSPホウ ノ カイハツ

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抄録

目的とする遺伝子の周辺に存在する多型を検出する方法を開発した。本法は、simple sequence repeatプライマーと目的遺伝子に特異的なプライマーを用いるPCRと目的遺伝子をプローブに用いるサザンハイブリダイゼーションより構成される(PSP法)。沖縄県農業研究センター育成のキク系統のDihydroflavonol 4-reductase(DFR)遺伝子周辺領域を分析したところ、プローブに用いたDFR遺伝子の上流と下流両方に多型を検出することができた。本法は、新たな機器類の整備を必要としない安価かつ簡便な技術で、PCR 産物のアガロースゲル電気泳動パターンでは識別できないような目的遺伝子周辺の多型を検出することができる。また、品種識別技術開発やDNAマーカー開発のための多型探索に利用可能である。

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