培養細胞を用いたパリトキシン毒性試験法の検討

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  • バイヨウ サイボウ オ モチイタ パリトキシン ドクセイ シケンホウ ノ ケントウ

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パリトキシンはアオブダイ等の食用魚に含まれる自然毒であり、その強い毒性から食品衛生上問題視されている。一般にパリトキシンの検出にはマウス試験が用いられているが、検出感度の低さや倫理的な観点から、代替法の開発が望まれている。そこで今回、培養細胞を用いたパリトキシン毒性試験法の構築を試みた。細胞株、培地、曝露時間等を検討した結果、H9C2細胞を用いた場合、曝露開始から最短3時間で充分な感度(IC50: 121ng/mL)で検出できた。今後、更なる検討を加えることによって、パリトキシンを特異的に検出する方法の開発が期待される。

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