オホーツク地域における秋まき小麦「きたほなみ」の茎数管理技術

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  • オホーツク チイキ ニ オケル アキマキ コムギ キタ ホ ナミ ノ ケイスウ カンリ ギジュツ

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説明

オホーツク地域平成21、22年2ヵ年計369サンプルの現地調査および平成22年播種量試験成績を基に、秋まき小麦「きたほなみ」の茎数管理技術を検討した。その結果、倒伏および収量の面から止葉期の上位茎数は700~800本/m2(推定窒素吸収量12.0~14.2kg/10a)、成熟期の穂数は650本/m2が適当であると考えられた。これを実現するための越冬前茎数は、中央・沿海部で650本/m2、内陸部で815本/m2であり、播種量は中央・沿海部で150粒/m2、内陸部で200粒/m2と推定された。 つぎに、播種量を100~150粒/m2まで減じた播種量試験では、越冬前茎数、成熟期穂数が抑えられ、稈長も短くなり、倒伏軽減に有効であると考えられた。また、収量は同等であったが、千粒重、容積重が高まることから整粒率が向上し、適期播種における播種量100~150粒/m2の有効性が示唆された。

収録刊行物

  • 北農

    北農 78 (4), 402-408, 2011-10

    札幌 : 北農会

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