牛房内の照度が黒毛和種繁殖牛の行動と生理に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of Different Luminance Levels on Behavior and Physiology of Japanese Black Cow in Cattle Farm
  • ギュウ ボウ ナイ ノ ショウド ガ クロゲワシュ ハンショクギュウ ノ コウドウ ト セイリ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

牛舎環境における照度の違いが黒毛和種雌牛の行動,飼料摂取量,体重および血液性状に及ぼす影響について調べた。研究は低照度環境区(270Lux)および対照環境区(9931Lux)を設定し,I期11日間のIII期反転法で行った。供試牛は分娩2ヵ月後から分娩予定2ヵ月前までの黒毛和種繁殖雌牛6頭を用いた。給餌は濃厚飼料を1kg/日給与,粗飼料は細断したものを不断給餌した。低照度環境区では攻撃,威嚇および逃避行動が対照環境区に比べて低い値となった。乾物摂取量,体重および血液性状は両区で有意な差は認められなかった。低照度環境区における黒毛和種繁殖雌牛の群飼は行闘争行動を抑制する可能性が考えられた。

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