採取の時期と方法がヤマブドウ花粉の収量に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- サイシュ ノ ジキ ト ホウホウ ガ ヤマブドウ カフン ノ シュウリョウ ニ オヨボス エイキョウ
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抄録
ヤマブドウの雄株の花穂の採取時期および調整方法の違いが人工受粉のための花粉の収量に及ぼす影響について調査した。花穂内の小花の開花率が約10%あるいは約50%の時期にそれぞれ花穂から小花を分離し,小花をあらかじめ押しつぶした後に乾燥させて開葯する方法(方法A)と,小花を押しつぶさずに乾燥させて開葯する方法(方法B)を比較した。すなわち,花穂の採取時期と調整方法を組み合わせて,全部で4つの処理区について花粉の収量と発芽率を調査した。調査の結果,粗花粉の収量は約50%開花期の花穂から小花を採取する方が有意に多く,また,方法Aで採取した方が方法Bで採取するよりも有意に多かった。花粉の発芽率は方法Bで採取した方が有意に高かった。約50%開花期の花穂から小花を採取したとき,発芽能力を有する花粉の収量は方法Aと方法Bの間に有意な差は認められなかったが,方法Aは方法Bに比べて得られた花粉に夾雑物の混入が多い傾向が認められた。これらのことから,ヤマブドウの人工受粉のために高い発芽能力を有する花粉を効率的に採取するには,約50%開花の花穂から小花を採取し,あらかじめ押しつぶさずに乾燥させ開葯する方法で採取することが望ましいと判断された。
収録刊行物
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- 山形大學紀要. 農學
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山形大學紀要. 農學 16 (2), 63-67, 2011-02
鶴岡 : 山形大学農学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763662200192
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- NII論文ID
- 110008103292
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- NII書誌ID
- AN00243054
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- ISSN
- 05134676
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- NDL書誌ID
- 11014907
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles