イタリアンライグラス系統適応性検定試験

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  • イタリアンライグラス ケイトウ テキオウセイ ケンテイ シケン

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抄録

イタリアンライグラスの新系統である山口県農林総合技術センター育成の山系34号と山系35号および茨城県畜産センター育成の友系30号の3品種を、既成品種のワセユタカ・タチマサリ・タチムシャ・ドライアンと比較した栽培試験を行ったところ、山系34号は、ワセユタカよりもわずかに早生であり、山系35号はわずかに晩生であった。両系統とも、ワセユタカと比較していもち病の耐病性がわずかに強い傾向があった。収量では、両者とも生草収量は高かったが乾物率が低く乾物収量ではワセユタカと同等であった。また、両者とも稈径はワセユタカと同じ細茎であった。しかし、倒伏は、山系35号がワセユタカよりも少なかった。友系30号は、倒伏や収量でワセユタカよりも優れていたが稈径が太かった。

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