異なる施肥量で生育させたF1大和マナ品種(‘夏なら菜’・‘冬なら菜’)の暗黒処理による最外葉の黄化程度,光合成活性および老化関連遺伝子(SAG12)発現の変化

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  • コトナル セヒリョウ デ セイイク サセタ F1 ヤマト マナ ヒンシュ ナツ ナラ ナ フユ ナラ ナ ノ アンコク ショリ ニ ヨル サイ ガイ ヨウ ノ オウカ テイド コウゴウセイ カッセイ オヨビ ロウカ カンレン イデンシ SAG12 ハツゲン ノ ヘンカ

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F1大和マナ品種(‘夏なら菜’と‘冬なら菜’)の生産振興を図るには,栽培時の施肥量が収穫後の最外葉の黄化に及ぼす影響を明らかにすることが重要である。そこで,クロロフィル量(SPAD値),クロロフィル蛍光(Fv/Fm値)および老化関連遺伝子(SAG12)の発現を指標にして,F1大和マナ2品種における栽培時の施肥量と暗黒処理後の最外葉の黄化程度の関係について検討した。‘夏なら菜’よりも‘冬なら菜’の方が,暗黒処理によって黄化が進みやすく,特に施肥量が少ないIB 0.5g区とIB 1g区においてSPAD値の減少が著しかった。いずれの試験区においても,SPAD値が減少する前にSAG12の発現が認められたことから,黄化にはSAG12の発現が関与していると考えられる。また,黄化対策としては,生育時の適正な施肥量が重要である。

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