平成20年度和牛産肉能力検定現場後代検定成績 : 飛騨国について

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  • ヘイセイ 20ネンド ワギュウ サンニク ノウリョク ケンテイ ゲンバ コウダイ ケンテイ セイセキ ヒダノクニ ニ ツイテ

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抄録

和牛産肉能力検定直接法(直接検定)により選抜した「飛騨国(黒原4812)」の遺伝的産肉能力を調査するため、その産子(調査牛)を肥育して、増体、発育、飼料効率、および肉質を調査した。1. 「飛騨国」号の調査牛は、産子調査時の発育は去勢、雌ともに概ね標準範囲内であったが、雌については標準範囲を下回るものが散見された。畜産研究所において肥育を行った去勢牛の開始時体重は303.6kgで、終了時体重は777.6kg、日増体量0.78kg/日であった。2. 県内の農家(研究所を含む)において25頭で開始した肥育検定は、3頭を除外した計22頭の肥育成績を得た。検定成績は、去勢で枝肉重量458.0kg、ロース芯断面積52.9cm2、BMSNo.6.1、5等級率22.2%、4・5等級率66.7%であった。雌では枝肉重量394.9kg、ロース芯断面積51.5cm2、BMSNo.5.3、5等級率0%、4・5等級率75.0%であった。全22頭では枝肉重量446.4kg、ロース芯断面積52.6kg、BMSNo.5.9、5等級率18.2%、4・5等級率68.2%であった。

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