黄体形成ホルモン(LH)によって誘導される卵子成熟を促進する卵巣パラクライン因子
書誌事項
- タイトル別名
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- Luteinizing hormone-induced ovarian paracrine factors for oocyte maturation
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抄録
卵子成熟と着床前期胚の発育は生殖において必須の過程である。哺乳動物の卵子はdiplotene期のprophase Iで休止しており,排卵前のLH刺激により減数分裂が再開され,卵核胞崩壊と引き続く第一極体の放出がおこる。排卵前のLHサージは卵成熟を誘導する第1段階のイベントであるが,卵子にはLH受容体が発現していないため,LHは直接卵子に作用して卵成熟を促進するわけではない。LHの作用は,それに反応する卵巣体細胞から分泌されるパラクライン因子となって,卵子に伝えられる。また,卵子を取り巻く卵丘細胞からも細胞由来因子として,gap junction を通じて卵子に送られる。卵成熟には,卵核胞崩壊と第一極体の放出で示される核成熟に加え,授精,胚発育に必至な細胞質の変化である細胞質成熟も重要である。本稿では,我々がこれまで行ってきた,LHによって誘導される卵子の核成熟および細胞質成熟を促進する新規卵巣パラクライン因子の同定と,その分子基盤の解明に関する研究成果について概説する。
収録刊行物
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- Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
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Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌 28 (1), 18-24, 2011-04
東京 : 日本卵子学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763663804672
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- NII論文ID
- 10028123867
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- NII書誌ID
- AN10548943
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- ISSN
- 13417738
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- NDL書誌ID
- 11105018
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- 本文言語コード
- en
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
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