隠岐島前海域におけるイワガキの天然採苗

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  • オキ ドウゼン カイイキ ニ オケル イワガキ ノ テンネン サイビョウ

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抄録

2004~2006年にイワガキの天然採苗の実用化を目指して,隠岐島前の4海域においてイワガキの生殖巣指数及び浮遊幼生の出現・付着の状況から採苗器の最適な垂下場所・時期を検討した。その結果,全海域でイワガキ稚貝の付着が確認され,10月中旬~下旬に垂下した採苗器に最も多く付着した。その付着量は2004年,2006年,2005年の順で多かった。また,付着量と浮遊幼生の出現量には正の相関関係が認められた。生殖巣指数の推移から浮遊幼生の出現時期を正確に予測することは困難であったが,浮遊幼生をモニタリングすることで効率的な天然採苗が可能と考えられた。

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