笠野原台地と鹿屋原台地における地下水の硝酸態窒素による水質汚染の要因解明

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  • カサ ノハラ ダイチ ト カノヤ ハラ ダイチ ニ オケル チカスイ ノ ショウサンタイ チッソ ニ ヨル スイシツ オセン ノ ヨウイン カイメイ

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抄録

大隅半島シラス台地には,営農形態や土壌,地質構造など条件の異なる笠野原台地と鹿屋原台地が位置し,家畜排せつ物や化学肥料に由来する窒素負荷の増大に伴う地下水水質の汚染が顕在化している。そこで,水質改善方策を提示するために,両台地における地下水の硝酸態窒素による水質汚染の現状と,鹿屋原台地における水質汚染の主要因などを解析した。笠野原台地と鹿屋原台地における地下水の水質は湧水および井戸水の硝酸態窒素が同程度の濃度を示したことから,ほぼ同じように汚染されていると判断された。ところが,台地全体における地下水の水質汚染の要因は総じて笠野原台地が家畜排せつ物由来,鹿屋原台地が中央部において家畜排せつ物由来と化学肥料由来の複合,南東部は化学肥料由来であると推察された。

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