さけます類の人工ふ化放流に関する技術小史(序説)

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  • サケマス ルイ ノ ジンコウ フカ ホウリュウ ニ カンスル ギジュツ ショウシ ジョセツ

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抄録

わが国で本格的な漁業資源の造成を目的とした人工ふ化放流事業は,1888年に北海道の石狩川水系千歳川上流に開設された「千歳中央ふ化場」に始まる。以後120年を超える長い歴史の中でその技術は現在の高水準のサケ資源を支えるまでに発展してきたが,一方で近年,温暖化の負の影響への対応や生態系との調和,遺伝的固有性や多様性の維持への配慮など新たな技術的展開が求められる中,現在の技術の検証や今後の技術的発展に資することを目的に,本誌にシリーズとして人工ふ化放流に関する技術小史を掲載するに当たって,序説として技術の変遷や技術的要点について記述した。

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