北海道における新旧水稲品種の食味官能評価と理化学特性

書誌事項

タイトル別名
  • Physicochemical Properties and Sensory Evaluation Taste of Old and New Rice Varieties in Hokkaido
  • 試験成績・研究成果 北海道における新旧水稲品種の食味官能評価と理化学特性
  • シケン セイセキ ・ ケンキュウ セイカ ホッカイドウ ニ オケル シンキュウ スイトウ ヒンシュ ノ ショクミ カンノウ ヒョウカ ト リ カガク トクセイ

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抄録

新旧北海道水稲品種の食味水準を明らかにし,食味と理化学特性値との関係を考察した。育成年次と食味官能評価総合値の間には正の相関がみられ,北海道の水稲品種は,理化学特性を重視した品種育成の結果,飛躍的な食味向上を遂げたことが明らかになった。今後の品種には,炊飯米の粘りおよび柔らかさの高位安定化と炊飯米外観の向上が求められ,アミロース含有率が適度に低く変動性が小さいこと,耐冷性が強く不稔籾の発生が少ないこと,タンパク質含有率が低く,玄米・白米品質が良好なことが必要と考えられた。

収録刊行物

  • 北農

    北農 80 (1), 10-18, 2013-01

    札幌 : 北農会

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