デュロック種系統造成(1)

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タイトル別名
  • The breeding of a Duroc strain (1)
  • デュロック種系統造成(第1報)
  • デュロックシュ ケイトウ ゾウセイ(ダイ1ポウ)

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抄録

デュロック種系統豚「フジロック」の近交係数の上昇により、近交退化が懸念されるため、新しいデュロック種の系統造成を開始した。デュロック種系統豚である「シモフリレッド」「アイリスナガラ」「ゼンノーD-01」を導入し、選抜された第一世代の能力はDG雄948g/日、雌925g/日、BF雄2.32cm、雌2.60cm、EM雄29.5cm2、雌31.0cm2となった。血統の交雑を優先したため標準化された総合育種価の選抜差は雄0.00、雌0.25で大きな改良量は得られなかった。系統豚を使用している農業者への聞き取りにより、肢蹄の強健性と消費者にPRできるおいしさへの改良が求められていることが分かった。そのため、強健性については肢蹄のスコアリング及びDNAマーカーの利用を検討している。おいしさについては選抜除外された全兄弟平均の筋肉内脂肪含量(IMF)が3%以下の個体の独立淘汰および、シェアバリュー、脂肪酸組成を改良目標に加えることを検討している。

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