ドコサヘキサエン酸(DHA)要求に着目したマガレイの形態異常防除技術の実証試験

書誌事項

タイトル別名
  • Proof test of the rearing technique based on DHA requirement during larval period to prevent the morphological abnormalities in brown sole Pseudopleuronectes herzensteini
  • ドコサヘキサエンサン(DHA)ヨウキュウ ニ チャクモク シタ マガレイ ノ ケイタイ イジョウ ボウジョ ギジュツ ノ ジッショウ シケン

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説明

マガレイのDHA要求に基づいた形態異常防除技術の実用性を評価するために試験を行った。4種の栄養強化剤(市販品3種、高純度DHAオイル、計4区)で処理したワムシをふ化後15~25日齢まで給餌し、その際栄養強化アルテミア(各区共通)も給餌した。26日齢~稚魚期までは強化アルテミアのみ給餌した。形態正常率および生残率は、DHA要求に対応したワムシを給餌した場合、対応していない場合と比べて顕著に高くなった。市販栄養強化剤でもDHA要求量に対応するように調製すれば、DHAオイルで強化した時と同様に、形態異常魚の出現を1割以下に抑制できることを実証した。これらは、DHA要求に着目した形態異常防除技術の実用性が高いことを示している。

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被引用文献 (1)*注記

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