ソルガムの品種比較調査(2008~2010年)

書誌事項

タイトル別名
  • Variety Test of the Sorghum for Feed(2008-2010)
  • ソルガム ノ ヒンシュ ヒカク チョウサ(2008~2010ネン)

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抄録

2008~2010年の3年間に調査したソルガムの品種比較成績をまとめた。1. 生育成績では、発芽および初期生育は良好であり、稈長・草丈は供試品種により100cm以上の差が確認され、KCS-105と農林交16号が300cmを上回った。2. 乾物収量では、KCS-105と農林交16号が3,000kg/10aを超え、早生~中生品種ではKCS-404が最も多収であった。またBrix糖度は、スイートタイプのKCS-105、FS501およびKCS-404が10%以上であった。3. 病害は9種類が確認され、温暖地域に多い条斑細菌病やひょう紋病が発生した。穂部の病害では、麦角病が5品種で確認された。4. 可消化養分総量は、bmr品種では乾物中60%以上あり、ノーマル型品種より有意に高いことが示された。またビニールバックで調製したサイレージ品質は、品種を問わずV-scoreが90点以上の「良」評価であった。5. 今回の成績から、県奨励品種にKCS-404、FS501、KCS-105および農林交16号が選定された。

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